4月6日(日)10時から
癒しと目覚めのお話会 名古屋1dayリトリートを開催します。当日飛び入り参加もできますが、念のため070-6686-8697中野まで空席状況をご確認下さい。
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今思えば、若い頃の私は四六時中強い不安にさいなまれていたような気がします。さらに、その不安を直接感じてしまわないように心と体を強く緊張させていました。しかもしかも、その上に、その緊張すらほとんど自覚していなかったのです。
うーん、なんだかこうやって言葉で書いてみると、いったい私ってなんだったんでしょうね。
(私って何でもないやん、というつっこみが心の中で聞こえてきましたが(^_^)。私のストーリーに関してはもう少し後で書いてみようと思います。)
神経症と呼ばれるような状態、強い不安や怖れを感じている状態の本質は、常に愛を求めている、ということです。
愛といっても、通常「恋愛」という言葉から想像されるような愛ではなくて、自分をただありのままに認めてもらいたい、ありのままでいることを許してもらいたいという、人間として、存在としての根源的な欲求です。
子供の頃の両親や両親の代わりとなる養育者との関係の中でこの欲求がある程度満たされていないと、大人になっても周囲の世界との関わり、他者との関わりの中で、自分をありのままに受け入れてもらえるだろうか、ということばかりが心配になってしまいます。
その一方で、不安の強い方は自分の本当に気持ちに気づいていません。子供や親に見捨てられれば生きていけませんから、どういう自分であれば親に受け入れられるられるだろうか、ということを無意識に感じ取り、本当の自分の気持ちを封じ込めることで、周囲の世界となんとか折り合いをつけることがとても上手になってきます。
すると、本当の自分をありのまま認めてほしいのに、そもそも本当の自分の気持ちが自分でもよくわからない、という、身動きできない状態に陥ってしまうわけです。
このようにして、なんだか生きることが苦しくてどうしようもないけれど、いったいどうしてこうなっているのかさっぱりわからない、という状態が起こります。
そんなとき人はいろんな方法でその状態に対処しようとするようです。
ある人は、子供の頃から無意識に学んできた世界と折り合いをつける方法をより厳格に適用することで、その状態をなんとかしようとするようです。
より厳しく自分を制限して、どんな人にも受け入れられるように、四六時中自分の言動を見張り続けます。
一時的にはうまくいくときもあるかもしれませんが、苦しさはますます大きくなるばかりでしょう。
ある人は、真の苦しみからの解放、覚醒、悟りというものがあるらしいぞ、ということを知って、それに向けてさまざまな努力を始めます。
しかし、往々にしてその努力は、ありのままの自分を認めるという方向ではなくて、今の自分にはどこかいけないところがあるのでそれを改善しようとする方向になりがちです。
苦しみの根本的な原因は「これではいけない」という思考を信じること、そして、そうすることで生まれるエネルギーの収縮=小さな私を本当の自分だと勘違いすることなのに、その小さな自分、エゴとしての自分をより強化することで解放を求めようとしてしまうわけです。
これではもう八方ふさがりです。
しかし、何をやってもだめだ、もうどうしようもない、という絶望にとらわれたときこそ、それまで意識したこともなかった扉が開いてくることがあります。
存在の別の次元が自然に開いて、この世界はある種の映画のようなものだということが自然に見えてくるときがあるのです。
すると、それまでに起こったすべてのことが、そのまま、ありのままで完璧だったんだ、ということが否応なくわかってしまいます。
これまでは問題があったけれど、これから先は大丈夫、ということではなくて、これまでもこれからも、そもそも何の問題もなかった、いつでも大丈夫なんだ、ということがわかるのです。
絶望というのは、それまで無意識にしがみついていたもの(私というストーリー)から自然と手を離させてくれるとても大切なもののようです。
もし今、あなたが、何をやってもうまくいかない、どうしようもない、と感じていたとしたら、それはとても大切な段階にさしかかっています。
できる範囲で、考えるのではなく感じる、今自分の中で起こっていることを体を通して直接体験する、ということをやってみて下さい。絶望感をありのままにしておくのです。
続きます。
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次の記事も参考にして下さい。
・
どうしたら悟れるか (2013/10/26)
・
感じることと考えることの違い〜ジョーイロットの実験 (2014/03/11)
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今日の記事の内容につきましては、5月3、4日の
スペースまほろば特別セミナー「神経症と悟り」大阪/天満橋の中でも詳しくお話する予定です。
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■お話会&読書会の今後の予定
・4月27日(日)13時〜15時
癒しと目覚めのお話会 in東京/代々木上原テーマ「悟りと非二元」
東京では初めての日曜午後2時間のお話会です。参加費5,000円(当日6,000円)。終了後懇親会も行います。また、4月28日(月)は
東京で個人セッションを行います。
・1日通しのワークショップ
4月 6日(日)
癒しと目覚めのお話会 名古屋1dayリトリート 5月3、4日
スペースまほろば特別セミナー「神経症と悟り」大阪/天満橋
6月22日(日)
癒しと目覚めのお話会 東京1dayリトリート ※6/20〜25は
東京で個人セッションを行います。
・新大阪での平日夜の定例会
4月 4日(金)
ニューアース読書会 4月16日(水)
新大阪ミニお話会 テーマ「罪悪感」
・スカイプでのグループ
4月24日(木)
ステファンボディアン「過去にも未来にもとらわれない生き方」スカイプ読書会スケジュールの一覧につきましては、下記のリンクをご覧下さい。
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「中野真作の癒しと目覚めのお話会」&読書会のご案内-----
最後まで読んで下さってありがとうございます。覚醒、悟り、真の癒しのプロセスについてのご相談は
スカイプ・電話カウンセリングをご利用下さい。新大阪と境港では
ブレスワーク、
ヒプノセラピーなどの対面セッションも行っています。詳しくは
「スペースまほろば」もご覧下さい。お問い合わせは
shinsaku@mahoroba.ne.jp中野までお願い致します。
twitter@shinsaku0323