心の癒しと意識の目覚めのために

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死にたくなるとき

■2017年11月19日(日)癒しと目覚めのお話会 in新大阪
■2018年1月28日(日)癒しと目覚めのお話会 神戸1dayリトリート
スペースまほろばの本家サイト内「言葉の森」のお勧め記事を紹介するシリーズ第三弾はちょうど最近の動画でお話しした内容とリンクしています。

この身体を持っている生きていると死にたいほど辛くなるときもあります。でも、そんなときこそ内側で死と再生のプロセスが進行しているとき、彼岸の視点が開きつつあるときで、とても大切な時期なのです。

最近の2本の動画とあわせてお読み下さい。
No.3 死と再生のプロセス〜死にたいほど苦しいとき
No.4 彼岸の視点を持つ

最後に今の私からの注釈も加えました。

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■死にたくなるとき(2010/06/17)

人間はなぜか死にたくなるときがあるようです。私自身は強く死にたいと思ったことはないのですが、一番苦しかったころ「どうしようもなく辛くなっても、死ねば楽になるのだから」と考えることで、その苦しさが少し楽になったように感じた記憶があります。また、自分が突然自殺してしまうのではないかと感じて、そのことが怖かったこともありました。

その後さまざまな体験をしていく中で、人生と世界の真実が少しずつ見えてきて、生きることが楽になってきました。そのプロセスの途中で、ときどき「死にそうな気分」になることがあったのです。これは「もう死んでしまいたい」といった思考(頭の中の考え)ではなくて、身体全体で感じる違和感、不快感、なんだかどうしようもないような落ち着きのなさ、といったような感覚でした。

最初のうちは、その感覚がやってくるとテレビを見たり、ギターを弾いたり、外に出かけてみたり、つまり何かをすることでその感覚をまぎらわそうとしていました。

そのうち、自分の内側で起こることをそのまま感じることが癒しと目覚めのプロセスではとても大切なのだ、ということがわかり始めた頃、「そうだ、この『死にそうな気分』をよく味わってみよう」と気づいたのです。

それはとても不思議な感覚でした。

苦しさがすぐに消えてしまうわけではないのですが、苦しさがあるのと同時に、心の奥に何か安心できるような、ほっとするような感覚が生まれてくるのです。そのことを実感できた後でも、同じような辛さがやってきたときには、しばらくの間はそれを感じればいいのだ、ということは忘れてしまっていて、苦しみにほんろうされるのですが、どこかの地点で「そうだ、感じればいいのだ」ということを思い出すことができて、安心感を感じられる場所に少しずつ早く戻れるようになってきました。

このとき、いったい何が起こっているのでしょうか。ひとつは、自分の本当の感覚をありのまま感じられたときに、自分の深い部分とつながり、自分をありのまま許すことが出来ているのです。いいかえれば、自分を愛することが出来ているのです。また別の表現をすれば、古い自分が死んで、新しい自分が生まれてきている、とも言えるでしょう。というよりも、もとからあった本来の自分が姿を見せてきた、と言ったほうが近いかもしれません。いわゆる「死と再生」のプロセスが進行しているのです。

私たちは自分で自分を制限して苦しんでいます。「自分とはこんなもの」という強固な思考は、自分の内側にあらゆる可能性があるということをほとんど忘れさせてしまいます。そして、自分で自分を苦しめたあげくに「もうどうしようもない、何の可能性も残されていない」と考えて、自分の身体を終わりにしてしまう以外の選択肢があることすら見えなくなってしまうのです。

でも、身体を終わりにしなくても、心を終わりにする、つまり、それまでの制限された自分を手放して新しい自分に生まれ変わる、ということが可能なのです。

死にそうに辛くなったときには、このことを考えてみてほしいのです。あなたの中にはあなたが考えたことすらない大きな可能性があって、身体の死ではなく、心の死を通過することで、今まで意識したこともない新しい世界へ生まれ変わることができるということを。

これは、特別な人に与えられた超能力のようなものではなく、人間が本来持っている自然な力なのだ、ということを。

そのことに気づくための第一歩は、あなたがあなた自身としっかりつながること。あなたの寂しさや怒りとしっかりつながること。すると、あなたの中にある大いなる喜びとつながる道が開けてきます。

毎日さまざまな体験をし、喜んだり苦しんだりすること、つまり、この身体を持って一人の人間として生まれてきたということは、この身体と心を超えたところにある本当の自分の可能性に気づくためなのです

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■死にたくなるとき〜2(2010/07/16)

前回の「死にたくなるとき」には、もう少し内容を深めてほしい、続きがあればぜひ書いてほしい、というようなご感想を複数いただきましたので、もう少しこのテーマについて書いてみます。

死にたいと感じるときというのは、今の自分を超えた新しい自分に生まれ変わろうとする衝動が心の深いところからわきだしているのだけれど、それにどう対処していいかわからない、その衝動をどう扱っていいかわからない、そんなときだと思います。

ただ、そのときにいう「生まれ変わる」というのは、今こんなふうに行動してこんなふうに考えている自分が、それとは違うふうに行動して違うふうに考える自分になる、ということとは違うのです。

「生まれ変わる」という表現をすると、言葉の制約上どうしてもそんな感じがしてしまいますが、根本的に違うのです。

それは、それまでこれが私だと思っていたすべての考え、例えば

  私は生きるのがつらい
  私は誰のやくにも立たない
  私は誰にも愛されない
  私は寂しい
  私は心配ばかりしている
  私は自信がない
  私は会社員だ
  私は主婦だ
  私は無職だ
  私は親だ
  私は子どもだ
  私は男だ
  私は女だ
  私は人間だ
   ・
   ・
   ・
 などなど、、、

といったような、ありとあらゆる「私」にまつわる考え、思い込みを手放してしまう、ということなのです。

「生きるのがつらい」と考えなくてもやっぱり辛いよ、と思うかもしれません。もちろんそれはそうだと思うのですが、その辛さについて言葉を使って考え続けることでその辛さをいつまでも持続させている、という面もあります。

どんな感覚が起こってきても、そのことについて考えることをできるだけやめて、身体の中にわき起こってくる感覚そのものを意識することを心掛けて下さい。そうすると、その感覚自体が変化してきます。

あらゆるものは変化していくのが本来の性質ですから、同じ感覚(この場合は辛さ)がいつまでも続いているというのは、どこかで変化しないように心と身体を緊張させて、自分で頑張っているわけです。(そう言われてもまったく意味がわからない場合は、ブレスワークなどのセラピーを通して、身体の中にエネルギーが流れていく感覚を実感するのが効果的です。)

そして、その心身の緊張感、頑張っている感覚そのものが「私という感覚」です。つまり、心理的に死ぬこと、生まれ変わること、というのは、「私という感覚」なしに生きていく、ということなのです。

それは別に、身体や心が消えてなくなるわけではありません。それ以前と同じようにこの身体も心もここにあって、同じように機能しているけれど、私が動いたりしゃべったりしているという感覚が小さくなってきて、世界が(宇宙が、神が、意識が、でも言葉は何でもいいのですが)この心と身体を通して表現されている、という感覚です。小さな私が大きな私に場所をゆずっていくような感覚といってもいいでしょう。

小さな私がどんなにがんばって自分を改善して、楽になろうとか、よい人間になろうとしても、それは一時的、表面的な変化でしかありません。そもそも苦しみの原因は(心と身体にしばられた小さな)私という感覚があること、その感覚にとらわれていること、そのものだからです。

心の病、心理的な苦しみの本当の解決は、この「小さな自分」という感覚から解放されることにあるのです。

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(今この文章を読んで感じること)

書いている内容は最近も皆さんにお伝えしていることと変わらないのですが、今読んでみるとすごく新鮮で、生々しい感じを受けるのはなぜなのでしょうか。

たぶん、この頃というのは、本当の解放というのが確かにあるんだ!という実感が深まってきていて、それにちょっと興奮していたような気がします。

最初のところに、「私自身は強く死にたいと思ったことはないのですが」と書いていますが、昨年腰痛が一番ひどかった頃、もう死んでしまいたい、という思考にとらわれている自分に気がついてびっくりしたことがありました。

ここに書いているようなことをある程度実感として理解しているつもりでいても、分離の感覚へ引き戻す力というのはとても大きいのだな、と思います。でも、その引き戻す力を意識的に感じとっていけば、その同じ力が分離の幻想を燃やしていく炎になるのです。

起こっていることをただありのままに見ること、感じること、それにつきます。

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[ 2015/05/02 19:46 ] 「言葉の森」お勧め記事 | TB(-) | CM(0)

中年の危機

■2017年11月19日(日)癒しと目覚めのお話会 in新大阪
■2018年1月28日(日)癒しと目覚めのお話会 神戸1dayリトリート
4月7日(火)午後7時から境港お話会、8日(水)午前10時からスカイプお話会です。悟りや非二元のこと、このブログを読んで感じること、日常感じるいろんなこと、何でも語り合いましょう。

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「『自分を愛する』ということ」に続いて、昔メールマガジンで発表した文章の中からお勧め記事をご紹介するシリーズの第二弾です。

最後に今の私からの注釈もつけています。

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■中年の危機(2009/04/01)

「中年の危機」という言葉があります。これは、中年になって(私のように)お腹がぽっこり膨らんでくる、ということではありません。(多少は関係しているかもしれませんが、、)

人間は、人生の前半期、自分という感覚をしっかり育て、知識を貯え、社会の中での居場所を確保し、伴侶を得て子孫を残し、つまるところ、目に見える形での拡大を求めていきます。そうすることで経済的にも精神的にも安定してくるし「それが生きるということなのだ」と周囲の人々(=社会)から、はっきりとした言葉で、あるいは無意識のうちに伝えられるからです。

その気になってがんばっていれば、まあまあものごとは順調に進んでいき、何かを達成したときには、ある程度の充実感を感じることもあって、多少の不安や不満はそれほどはっきりとは意識されないまま、人生の時間は過ぎて行くことが多いのでしょう。

ところが、人によってその時期は違うかもしれませんが、人生のある地点に達すると、「何かが違う」という感覚が大きくなるときがやってきます。それは、最初はそれと気づかないような微妙な感覚で始まることもあれば、身体の不調としてあらわれることもあります。退職、結婚、離婚、子供の自立などの人生の節目に感じ始めることも多いようです。

そんなとき、周囲の人たちに相談すると、一般的には「何か目標を持て」とか「趣味を持ってみたら」というようなアドバイスをされることが多いかもしれません。それはつまり、「何かが違う」という感覚を感じないように、気をまぎらす、という方向です。一時的にはうまくいくかもしれませんが、「何かが違う」感覚は、そのうちもっと大きくなってきて、もう無視できないほどのエネルギーとなって人生を揺るがし始めるのです。

それは、もしかしたら、大きな病気であったり、事故であったり、とりかえしのつかない(と感じる)大きなトラブルであったりするかもしれません。ここまできてやっと、この「何かが違う」という感覚をもっと大事にしなければ、と気づき始める人もあらわれるのかもしれません。

実は、この目に見える物質的な世界というのは、この世界全体の、いわば、半分だけと言ってもいいでしょう。人生の後半は、誰にとっても避けようのない肉体の死に向けて、人生の前半期には触れないようにしていた人生の残り半分を探究し、統合していくための時間なのです。

この移行の時期には、それまでの人生を生きていく上で大切にしていたものの見方や受け止め方、つまり、人生の枠組み自体が大きく変わっていく時期になります。別の言い方をすると、それまでの古い自分が死に、新しい自分に生まれ変わっていく時期でもあるのです。

もちろん、その「死」は心理的な意味の死なのですが、それに対して抵抗していると、とても怖いもののように感じます。一方、その移行のプロセスに意識的に心を開いて、体験を味わっていくと、人生がもたらしてくれる最大の喜びを感じることができます。私達がなぜ生きているのか、ということが直感的にわかり、「これでいいのだ」という安心感が大きくなってくるのです。「中年の危機」というのは、この移行期間に体験するさまざまな困難を表している言葉なのです。

この困難を乗り越えていく最大のポイントは「自分が本当のところは、何を感じて生きてきたのか、ということに気づいていく」ことです。多くの人は、個人としての自分を確立していく中で、本当の自分の一部を、魂としての自分の一部を無意識のうちに切り捨ててしまっています。その部分を再び取り戻していくことが大切です。

この困難を特に強く感じる方は、切り捨ててしまった部分のエネルギーがあまりにも大きいのかもしれません。そうなると、生まれ変わることにとても強い抵抗を感じ、頑に古い自分にしがみつくことで、一時的な安心感を得ようとしてしまいます。自殺にまで追い詰められる方は、心理的な死(=新しい自分として生まれ変わること)があまりにも怖く、あるいは、そんな可能性すら考えられなくて、肉体を終わりにしてしまうのではないでしょうか。

現代の社会の中では、こういった人生の深い移行期に関する情報があまりに少なく、その苦しみの先には人間として生まれてきた意味を完結させるとても意義深い体験が待っているのに、そこにたどり着けないまま人生の後半期を不安や怖れの中で漫然と過ごしている人があまりにも多いように感じます。

まずは、あなたの内側には、まだあなたが意識したことすらない大きな可能性がある、ということを考えてみて下さい。その可能性に気づくために、自分の中にあるさまざまな条件付け(こうでなければならない、という思考)によって切り捨てられてきた、自分の正直な感情、感覚を意識してみて下さい。それがどんなにとんでもない感情や感覚のように感じられても大丈夫です。ただ、長い間ほったらかしにされていたがゆえにそう感じるだけで、きちんと光をあててあげれば、大したことはないのです。

一方、宇宙全体の意識の進化が進んでいる現代では、「中年」と呼ばれるような年齢に達していない、つまり物質的な世界での拡大をまだそれほど体験していない若い人たちの間にも、深い意識の変容を体験する方が確実に増えています。そんな人たちは、これからの世界の中でとても大きな役割を持っている人たちなのではないかと思うのです。

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(今この文章を読んで感じること)

ぽっこりふくらんできたお腹は昨年、腰痛がひどかったときに10kgも体重が減ったおかげでずいぶんへこんできました。(笑)

とはいえ、昨年来私に起こった様々な出来事はまさしく「中年の危機」だなあとあらためて感じる今日この頃。この文章の中に書いているように「切り捨ててしまった部分のエネルギーがあまりにも大き」かったのですね。

それを幾度かの大きなプロセスと日々の小さな気づきの積み重ねの中でかなり消化してきていたつもりだったのに、本来の意味での中年と呼ばれる年齢になってやっとこうして光が届いた部分があったことが不思議でもあり、同時に、なるべくしてこうなっているのだな、という安心感もあります。

ずいぶん前から「目覚めが深まって始めて意識の光が浸透していく深い傷、痛みというものがあります」ということをよく強調してお話していたのですが、特に強調して何度も話すことというのは、実は自分自身にとって必要な情報なのだな、ということを再確認しています。

例えば、以前は感情の解放が大切、ということをよく強調していました。もちろん、今でもそれが大切だと思う気持ちは変わっていないのですが、それを特に強調していたときというのは、私自身に感情の解放が必要だったわけです。

2009年に発表したこの文章は今読むとなんだか中途半端なところで終わっていますが、やっぱりまだ続編があったということですね。

近いうちに中年の危機ということに関して、最近の体験もふまえてあらためて記事を書いてみたいと思っています。




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参考記事
変容のスペース

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・東京お話会 次回開催は未定です
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■earth-tvに出演したときの動画をyoutubeで見られます。
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[ 2015/04/06 10:34 ] 「言葉の森」お勧め記事 | TB(-) | CM(2)

「自分を愛する」ということ

■2017年11月19日(日)癒しと目覚めのお話会 in新大阪
■2018年1月28日(日)癒しと目覚めのお話会 神戸1dayリトリート
2月11日(水・祝)午前10時からスカイプお話会です。初めての休日の開催ですので、普段参加できない方もこの機会にどうぞ。直前の参加お申し込みも歓迎します。
お話会のスケジュールをグーグルカレンダーを使って見やすくまとめてみました。こちらをご覧下さい

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最近書きたいことが次々浮かんでくるのですが、同じようなことを前にも書いたなあという気もして、昔の文章を読み返してみたりしています。すると、こんないいこと書いていたのか!と自分で驚くこともあります。

このブログを始める前にメールマガジンで発表した文章は、本家サイト内「言葉の森」にまとめてあるのですが、その中から特に読者の皆さんに読んでほしい文章を不定期にご紹介しようと思います。

このブログ内の古いお勧め記事については、右側のプロフィールのすぐ下にまとめてみましたので、ご覧下さい。


今回は2008年に書いた「「自分を愛する」ということ」です。最初に発表したときには2つの文章にわかれていましたが、1つにまとめてご紹介します。

最後に今の私の視点から簡単な注釈も加えました。

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■「自分を愛する」ということ (2008/01/31)

楽になっていくためには自分をもっと愛してあげることが必要だ、ということはいろんな本にも書かれていて、みなさんも一度は聞いたことのある言葉なのではないでしょうか。しかし、「自分を愛する」ということの本当の意味を理解している人はずいぶん少ないようです。多くの人が、今体験している苦しさ、辛さからなかなか逃れられなくなっているのはそのせいなのです。

ほとんどの人は「自分を愛する」という言葉を聞いたときに、「こんな自分を好きになるなんて無理だ」と言います。まず、ここに人生を苦しくする大きな誤解があります。「愛する」ことは感情的に「好きになる」こととは違うのです。

今、あなたがあなた自身を嫌いだとしても、それは問題ではありません。自分のことが嫌いな自分自身をそのまま許して下さい。そのまま認めてあげて下さい。「愛する」ということは「そのときどんな状態にあっても、今こうなっているのにはそれなりの理由があって、今はそれでもいいのだ」ということを受け入れるということなのです。

つまり「自分のことが嫌いな自分がいる」ということを、判断したり裁いたりせず、ただそのまま受け入れる、ということなのです。嫌いなら嫌いでオッケー、そんな自分でも大丈夫、ということです。

でも「受け入れる」ってなに?「そのまま認める」ってどいういうこと?という疑問を感じる方も多いかもしれませんね。次の大切なステップはここです。

「受け入れる」「そのまま認める」というのは、頭で考えるプロセスではありません。もしあなたが頭の中で「よし、わたしは自分のことをそのまま受け入れるぞ。自分が嫌いでもいいんだ。うん、そのままでいい!」と考えているとしたら、それはもちろん「どうしてわたしってこんなにどうしようもないんだ。もうこんな自分なんかいなくなってしまえ!」と考えているのに比べれば、とても素晴らしいことです。でも、それだけでは本質的な変化は起こらないかもしれません。

ここで大切なことは、「感じる」ことです。「自分を愛するって何だろう」とか「こんな自分を愛するなんて」とか「よし、自分のことを受け入れるぞ」とか考えている、まさにそのとき、それらの考えをちょっと脇によせて、そのとき感じているさまざまな感情、さまざまな感覚を意識してみて下さい。イライラする感じ、寂しい感じ、なんだか情けないような感じ、ほっとするような感じ、さまざまな感覚があるでしょう。

そして、同時に、あなたの身体をよく感じ取ってみます。身体のどこに力が入っているでしょうか。どの部分はゆったりリラックスしているでしょう。どこかにジーンとするような微妙な感覚はありませんか。それらの感覚を意識して、頭で判断したり分析したりせずに、ただ味わってみましょう。そこにあるのが不快な感覚であっても大丈夫です。ただそのまま感じることができると、その感覚そのものが変化していきます。

そう。実は「自分を愛する」「自分をありのままに受け入れる」というのは、まさにこのこと、つまり、心や身体の奥にある感覚をそのまま味わうということなのです。

日常生活の中で、自分の内側にどんな感覚があるかを意識する時間をできるだけたくさん作って下さい。一回一回はほんの一瞬でもいいのです。長い時間続かなくても大丈夫です。自分の内面をありのままに感じる瞬間が増えてくるにつれて、つまり、自分を愛することができるようになるにつれて、人生は深い部分から変容していきます。少しずつ楽になっていきます。

これはとてもシンプルなプロセスです。あまりにもシンプルすぎて、ほとんどの人がそのことを忘れていたのかもしれません。

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■「自分を愛する」ということ〜2 (2008/02/20)

前回のメールマガジンに書いた「『自分を愛する』ということ」という文章には最近になく多くの反響があって、ちょっと意外な感じがしたと同時に、生きることに苦しんでいる方が本当に求めているものが何なのかがまた少しはっきりと見えてきたような気がしました。今回は、いただいた反響の内容をもとに、もう少し「自分を愛する」ということについて深めてみます。

自分の内側深くにある感覚を意識的に感じ始めると、多くの方にとって最初に感じるのは心地よい感覚というよりは、いらいらするような落ち着きのない感覚であったり、言葉に表しにくいようなぼんやりとした不安のような感覚であったりすることが多いようです。場合によっては感じようとしても、何の感覚も感じられないこともあります。そうなると、感じることが大切だと頭ではわかっていても、そこから先に進めなくなったりします。こんなことをやって何になるんだろう、という考えが浮んできたりすることもあるかもしれません。

ここで大切なことは、まず焦らない、ということです。あなたは長い間、人生をうまくやっていくためには、自分が感じるように感じてはいけないのだ、と思い込んで生きてきたのかもしれません。そうだとすると、自分の感覚に気づき、その奥にあるもっと大切なものにつながっていくためには、ある程度の時間とエネルギーが必要です。

まず、どんないやな感覚が浮んできたとしても、何かが間違っているわけではない、ということを覚えておいて下さい。その感覚は、あなたが人生の初期の頃から、心の奥にずっと閉じ込めてきた感覚なのです。今、その感覚が心に浮んできたということは、あなたの人生にとって、とても大切な一歩が始まったということを意味しています。自分を癒していく大切なプロセスが始まったのです。

その嫌な感覚、否定的な気分を、あなたの心の奥で長い間泣いていた、大切な子供のように考えてみて下さい。あるいは、あなたの心の奥にあまりにも長い間閉じ込められていたので、機嫌を損ねてしまった神様だと思ってみて下さい。どんなイメージでもいいですから、その嫌な感覚、否定的な気分を、あなたにとってかけがえのない、大切なものに置き換えてみて下さい。

それらは、今この瞬間、「あなた」の中にあるものですから、とても大切なあなたの一部であることは間違いないのです。その大切なあなたの一部をあなた自身が否定していては、生きるのが苦しくなってもしかたありません。

それらの嫌な感覚、否定的な気分を、あなたの意識的なやさしさ、思いやりで包み込んでいることを想像してみて下さい。柔らかい毛布でくるんだり、あなたの胸に抱き締めてみるのもいいでしょう。心の中で何かがゆるんで、ほっとする感覚が広がって来るかもしれません。そしたら、その感覚をよく味わってみましょう。

それが嫌な気持ちであれ、心地よい気分であれ、今、この瞬間に起こっていることを頭で判断せずにそのまま感じとることはとても大切なことです。それが「自分を愛する」ということなのです。

ただ、場合によっては、それでも何も感じられない、ということもあります。そんなときは、自分が今この瞬間、どんな気分でいるのか、ということをときどき自分に聞いてみて下さい。「今とても嫌な気持ちだ」「今とても腹がたっている」「今なんだか嬉しい」。1日に数回でもいいですし、その内容は否定的なものばかりであってもかまいません。今この瞬間の自分の気持ちに気づくことができたら、それだけで人生の質は変わり始めます。自分の中の大切なものとのつながりが回復していきます。

焦らないで。うまくいかなくても自分を責めないで。あなたはあなたのままで大丈夫です。

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(今の私からの注釈)

なんだか自分の中でいろいろ落ち着いてくる中で、やっぱり一番大切なことは自分をありのまま認めること、受け入れることなんだ、と思うようになりました。

それなしには、どんな悟りや非二元の真実も自分の中で腑に落ちるものにはならないし、生きることが楽にはなりません。

本当の意味で自分を愛することができるようになってきたとき、意識そのものを意識すること、気づきそのものに気づいておくこと、といった、さらに深い真実へと導く言葉が共鳴しやすくなってくるように思います。

「すべてはありのままで完全ですがーーー屋根が雨漏りするときは、修理しなければならないのです。」ステファン・ボディアン 「今、目覚める

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参考記事
(あらためて)感情を解放することの大切さについて
感情を感じること=自分を愛すること=自分が緩んでいくこと

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■地球ひろしさん主催のスピリチュアルTV「earth-tv」に出演します。放送は2月28日(土)午後9時から。私の覚醒体験や悟り、非二元と心の癒しなどについてお話する予定です。チャットで質問もできます。>>>詳細はこちら

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 スカイプの会議通話を利用した週一回のお話会です。第一、第三水曜日は夜8時から、第二、第四水曜日は午前10時から。次回は2月11日(水・祝)午前10時です。>>>詳細はこちら
 
癒しと目覚めのお話会in境港【境港お話会】
 2月17日(火)10時〜11時45分
 2月21日(土)13時〜16時
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[ 2015/02/09 07:43 ] 「言葉の森」お勧め記事 | TB(-) | CM(2)
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