2月11日(水・祝)午前10時から
スカイプお話会です。初めての休日の開催ですので、普段参加できない方もこの機会にどうぞ。直前の参加お申し込みも歓迎します。
お話会のスケジュールをグーグルカレンダーを使って見やすくまとめてみました。
こちらをご覧下さい。
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最近書きたいことが次々浮かんでくるのですが、同じようなことを前にも書いたなあという気もして、昔の文章を読み返してみたりしています。すると、こんないいこと書いていたのか!と自分で驚くこともあります。
このブログを始める前にメールマガジンで発表した文章は、本家サイト内
「言葉の森」にまとめてあるのですが、その中から特に読者の皆さんに読んでほしい文章を不定期にご紹介しようと思います。
このブログ内の古いお勧め記事については、右側のプロフィールのすぐ下にまとめてみましたので、ご覧下さい。
今回は2008年に書いた「「自分を愛する」ということ」です。最初に発表したときには2つの文章にわかれていましたが、1つにまとめてご紹介します。
最後に今の私の視点から簡単な注釈も加えました。
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■「自分を愛する」ということ (2008/01/31)
楽になっていくためには自分をもっと愛してあげることが必要だ、ということはいろんな本にも書かれていて、みなさんも一度は聞いたことのある言葉なのではないでしょうか。しかし、「自分を愛する」ということの本当の意味を理解している人はずいぶん少ないようです。多くの人が、今体験している苦しさ、辛さからなかなか逃れられなくなっているのはそのせいなのです。
ほとんどの人は「自分を愛する」という言葉を聞いたときに、「こんな自分を好きになるなんて無理だ」と言います。まず、ここに人生を苦しくする大きな誤解があります。「愛する」ことは感情的に「好きになる」こととは違うのです。
今、あなたがあなた自身を嫌いだとしても、それは問題ではありません。自分のことが嫌いな自分自身をそのまま許して下さい。そのまま認めてあげて下さい。「愛する」ということは「そのときどんな状態にあっても、今こうなっているのにはそれなりの理由があって、今はそれでもいいのだ」ということを受け入れるということなのです。
つまり「自分のことが嫌いな自分がいる」ということを、判断したり裁いたりせず、ただそのまま受け入れる、ということなのです。嫌いなら嫌いでオッケー、そんな自分でも大丈夫、ということです。
でも「受け入れる」ってなに?「そのまま認める」ってどいういうこと?という疑問を感じる方も多いかもしれませんね。次の大切なステップはここです。
「受け入れる」「そのまま認める」というのは、頭で考えるプロセスではありません。もしあなたが頭の中で「よし、わたしは自分のことをそのまま受け入れるぞ。自分が嫌いでもいいんだ。うん、そのままでいい!」と考えているとしたら、それはもちろん「どうしてわたしってこんなにどうしようもないんだ。もうこんな自分なんかいなくなってしまえ!」と考えているのに比べれば、とても素晴らしいことです。でも、それだけでは本質的な変化は起こらないかもしれません。
ここで大切なことは、「感じる」ことです。「自分を愛するって何だろう」とか「こんな自分を愛するなんて」とか「よし、自分のことを受け入れるぞ」とか考えている、まさにそのとき、それらの考えをちょっと脇によせて、そのとき感じているさまざまな感情、さまざまな感覚を意識してみて下さい。イライラする感じ、寂しい感じ、なんだか情けないような感じ、ほっとするような感じ、さまざまな感覚があるでしょう。
そして、同時に、あなたの身体をよく感じ取ってみます。身体のどこに力が入っているでしょうか。どの部分はゆったりリラックスしているでしょう。どこかにジーンとするような微妙な感覚はありませんか。それらの感覚を意識して、頭で判断したり分析したりせずに、ただ味わってみましょう。そこにあるのが不快な感覚であっても大丈夫です。ただそのまま感じることができると、その感覚そのものが変化していきます。
そう。実は「自分を愛する」「自分をありのままに受け入れる」というのは、まさにこのこと、つまり、心や身体の奥にある感覚をそのまま味わうということなのです。
日常生活の中で、自分の内側にどんな感覚があるかを意識する時間をできるだけたくさん作って下さい。一回一回はほんの一瞬でもいいのです。長い時間続かなくても大丈夫です。自分の内面をありのままに感じる瞬間が増えてくるにつれて、つまり、自分を愛することができるようになるにつれて、人生は深い部分から変容していきます。少しずつ楽になっていきます。
これはとてもシンプルなプロセスです。あまりにもシンプルすぎて、ほとんどの人がそのことを忘れていたのかもしれません。
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■「自分を愛する」ということ〜2 (2008/02/20)
前回のメールマガジンに書いた「『自分を愛する』ということ」という文章には最近になく多くの反響があって、ちょっと意外な感じがしたと同時に、生きることに苦しんでいる方が本当に求めているものが何なのかがまた少しはっきりと見えてきたような気がしました。今回は、いただいた反響の内容をもとに、もう少し「自分を愛する」ということについて深めてみます。
自分の内側深くにある感覚を意識的に感じ始めると、多くの方にとって最初に感じるのは心地よい感覚というよりは、いらいらするような落ち着きのない感覚であったり、言葉に表しにくいようなぼんやりとした不安のような感覚であったりすることが多いようです。場合によっては感じようとしても、何の感覚も感じられないこともあります。そうなると、感じることが大切だと頭ではわかっていても、そこから先に進めなくなったりします。こんなことをやって何になるんだろう、という考えが浮んできたりすることもあるかもしれません。
ここで大切なことは、まず焦らない、ということです。あなたは長い間、人生をうまくやっていくためには、自分が感じるように感じてはいけないのだ、と思い込んで生きてきたのかもしれません。そうだとすると、自分の感覚に気づき、その奥にあるもっと大切なものにつながっていくためには、ある程度の時間とエネルギーが必要です。
まず、どんないやな感覚が浮んできたとしても、何かが間違っているわけではない、ということを覚えておいて下さい。その感覚は、あなたが人生の初期の頃から、心の奥にずっと閉じ込めてきた感覚なのです。今、その感覚が心に浮んできたということは、あなたの人生にとって、とても大切な一歩が始まったということを意味しています。自分を癒していく大切なプロセスが始まったのです。
その嫌な感覚、否定的な気分を、あなたの心の奥で長い間泣いていた、大切な子供のように考えてみて下さい。あるいは、あなたの心の奥にあまりにも長い間閉じ込められていたので、機嫌を損ねてしまった神様だと思ってみて下さい。どんなイメージでもいいですから、その嫌な感覚、否定的な気分を、あなたにとってかけがえのない、大切なものに置き換えてみて下さい。
それらは、今この瞬間、「あなた」の中にあるものですから、とても大切なあなたの一部であることは間違いないのです。その大切なあなたの一部をあなた自身が否定していては、生きるのが苦しくなってもしかたありません。
それらの嫌な感覚、否定的な気分を、あなたの意識的なやさしさ、思いやりで包み込んでいることを想像してみて下さい。柔らかい毛布でくるんだり、あなたの胸に抱き締めてみるのもいいでしょう。心の中で何かがゆるんで、ほっとする感覚が広がって来るかもしれません。そしたら、その感覚をよく味わってみましょう。
それが嫌な気持ちであれ、心地よい気分であれ、今、この瞬間に起こっていることを頭で判断せずにそのまま感じとることはとても大切なことです。それが「自分を愛する」ということなのです。
ただ、場合によっては、それでも何も感じられない、ということもあります。そんなときは、自分が今この瞬間、どんな気分でいるのか、ということをときどき自分に聞いてみて下さい。「今とても嫌な気持ちだ」「今とても腹がたっている」「今なんだか嬉しい」。1日に数回でもいいですし、その内容は否定的なものばかりであってもかまいません。今この瞬間の自分の気持ちに気づくことができたら、それだけで人生の質は変わり始めます。自分の中の大切なものとのつながりが回復していきます。
焦らないで。うまくいかなくても自分を責めないで。あなたはあなたのままで大丈夫です。
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(今の私からの注釈)
なんだか自分の中でいろいろ落ち着いてくる中で、やっぱり一番大切なことは自分をありのまま認めること、受け入れることなんだ、と思うようになりました。
それなしには、どんな悟りや非二元の真実も自分の中で腑に落ちるものにはならないし、生きることが楽にはなりません。
本当の意味で自分を愛することができるようになってきたとき、意識そのものを意識すること、気づきそのものに気づいておくこと、といった、さらに深い真実へと導く言葉が共鳴しやすくなってくるように思います。
「すべてはありのままで完全ですがーーー屋根が雨漏りするときは、修理しなければならないのです。」ステファン・ボディアン 「
今、目覚める
」
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参考記事
・
(あらためて)感情を解放することの大切さについて・
感情を感じること=自分を愛すること=自分が緩んでいくこと-----
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