今、阪神高速を走る帰りのバスの中でこの文章を書いています。淀川の橋をわたっているときにふと思い立ってパソコンを取り出しました。毎週バスに乗って大阪と境港を往復する生活を始めたばかりの頃はよくバスの中でメールを書いたりしていたのですが、こんなことをするのは久しぶりな感じがします。
ちょうど20年くらい前、大学のある山口から大阪までグループワークを受けに来たとき、セッションの途中でなんだかわけもわからずしんどくなってきて、夜行バスで帰る予定にしていたのに、もうバスはキャンセルして大阪に泊まろうかと思ったことがありました。
でも、セッションの最後に、何がきっかけだったかは忘れましたが、突然涙が出始め、何かが抜けていくように楽になっていきました。その帰り道、淀川を渡るバスから見た大阪の夜景はとてもキラキラ輝いていました。
20年以上過ぎた今日、同じ場所をバスで通りながら(今日は昼間ですが)、あのときのことをぼんやり思い出していたのです。
20年過ぎて、あのころ始まったプロセスは徐々に落ち着くべきところに落ち着いてきたような感じがしています。そして、今私のセラピーを受けている方の中には、あの頃の私と同じような体験をしている方が増えています。その方々も、たとえ今は苦しくても、今の意識状態からは想像もつかない新しい地平が見えてくるときが来るはずです。
集合的なレベルで、確かに何かが変わり始めている。そんな思いが浮かんできました。
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