緊張を取りたいと考えている方は多いと思います。ところが、これは思った以上に難しいことです。というのも、緊張が取れれば自分はもっと楽になるだろう、と考えてしまいますが、実際は「緊張=自分という感覚」だからです。
本当の意味で緊張がなくなるというのは、
自分という感覚なしで生きていくこと
大きな存在に身をゆだねて生きていくこと
ものごとの空性を認識すること
真実に目覚めていくこと
などというような言葉で表現されることと同じことです。
緊張がなくなれば、他と分離された自分という感覚もなくなって、生きることはとても楽になってきます。いや、自分が生きているという感覚がなくなると言ってもいいかもしれません。ただ、大いなるものが私やあなたやあれやこれやを通して表現されていて、私はそれを見ているだけ、という感覚でしょうか。
その感覚を思い出すためには、心の中に流れていく思考のすき間を意識するようにしてみましょう。(先日の
「自己探求」の中で書いた、自分の身体の内側のエネルギー場をできるだけいつも意識しておく方法も役に立ちます)
思考のすき間を意識できる時間が増えてくると、そこから大きな自分が流れこんできます。それまで自分の内側にそんなものがあるなんて意識したこともなかったエネルギーが動き出してきます。
緊張を取るために行う様々な技法やエクササイズ(ストレッチ、ヨガなどの身体的技法やさまざまな心理的エクササイズ)を行うときは、自分の内側にある大いなるものを常に意識しながら行うことが大切です。そうでないと、どんなエクササイズをしても、自分の無意識の条件付け=緊張感を強化するだけになってしまう可能性があります。
もちろん、身体を緩めたり、感情を解放したり、ということもとても大切なのですが、内側の大いなるものを意識することが増えてくると、身体を緩めたり、感情を解放したりするプロセスが日常生活の中で自然に起こってきたりすることもあるのです。
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