前回書いた印象的な夢へと続いていった最近のプロセスについて書いてみましょう。書き始めてみたらずいぶん長くなってきたので、2、3回のシリーズになる予定です。(^_^)
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一月ほど前にすごく眠い時期が続き、それが終わったあとは「何かをしなければいけない」という気持ちがとても小さくなっていました。いつもは暇な時間ができると、本を読んだり、原稿の下書きをしたりするのですが、先週境港の自宅にいた間は、ほとんど本も読まず、することのないときはぼーっとしていたり、温泉に出かけたりして過ごしていました。
何もしていなくても安心な感じが深まっていました。
一方で、少し前からいくつかの微妙な身体の不調を感じていました。一つは、寝起きに目に違和感を感じること。なんとなく目がごろごろして、いつまでも目がかすんでいるような感覚がありました。
もう一つは、以前にも少し書いた四十肩?の症状が再び悪化している感じがありました。「以前」というのがいつだったのか、過去の文章を調べてみると、これが2009年なのですね。そんなに前だったのか、とちょっと驚きました。
「四十肩とインナーチャイルド」前回は左の肩に痛みがあったのですが、今回は肩というよりは腕(上腕部)に痛みが出て、しかも日常の何気ない動作のときまで痛みを感じるので、これはちょっと困ったなあ、と思っていたのです。
とはいえ、私は病院があまり好きではありません。以前、肩が痛くなったときも自分で体操したりして、そのうち痛みはなくなったので病院には行かずじまいでした。
目のほうも、数年前までは市の健康診断を受ける時期に、行きつけの眼科で目の健康診断も一緒にしてもらっていたのに、この2、3年はすっかりさぼっていました。
少し前の私だったら、病院には行きたくないし、また前のように体操をしていれば痛みもいずれはおさまるだろうし、目の違和感も寝起きのときだけだし、、、とあれこれ理由をつけてそのままにしていたかもしれません。
そんな私が、先週の土曜日、ちょうど何の予定も入っていなかったので、午前中に眼科、午後に外科と、病院のはしごをしてしまったのです。病院嫌いな自分がこんなことをしようと思うこと自体がちょっとびっくりでした。
診断の結果、目のほうは「ドライアイ気味」ということで、特に心配することは何もない。目薬が欲しければ出すけれど、特に必要ないだろう。ただ、近視の度が強いので、これからは緑内障に気をつける必要があるから、できるだけ年に一度は目の検診を受けて下さい、ということでした。
肩と腕の痛みはまさしく四十肩。注射で痛みを一時的に抑えるので、できるだけ肩を動かすように、ということで効果的な体操の仕方を教えてもらいました。
結果として、病院に行ったおかげで不安も消えて、肩と腕の痛みもずいぶん小さくなりました。なんだか、エネルギーが流れた感じがしました。
そもそも、いつも書いているように、心が静かになって落ち着いてきたことで、それを受け止める余裕ができたからこそ不調が意識に上ってきたということだと思うのです。
そして、不調は不調としてきちんと認識して、適切に対処することで小さくなっていく。つまり、その不調として表現されているエネルギーをありのままに認め感じることで、流れがよくなり、身体の不調という形で存在を主張する必要がなくなってくるのでしょう。
とはいえ、少しずつ年齢を重ねてくると、身体の問題から完全に解放されることは難しくなってきます。すべての病気が完治するものではないことも確かです。何しろ肉体の死はだれも避けようがありません。
本当の治癒、本当の癒しというのは、身体の問題がなくなることではなくて、その身体=自分である、という夢から醒めることなのです。身体の不調はそのことを思い出す大切なきっかけになるでしょう。
それと、今回もう一つ思ったことは、それほど病院を嫌わなくてもいいのかな、ということでした。これは私にとってはかなり画期的な気づきです。(^_^)
西洋医学には多くの場合、とても大切な視点(人間が全体的な存在であること、いわゆるスピリチュアルな視点)が抜け落ちています。でも、部分的には大切な真実(因果論にもとづいた病気に対する知識や薬に関する情報)もあって、それらを否定してしまうのは、すべてが大いなるものの一部であるという視点とも矛盾するなあ、と思ったのです。
「すべてに守られているという感覚」まあ、そう思ったのは、病院から帰ってきたあとですが、、、。(^_^;)
ともあれ、もっと気楽になってもいい、というか、もっと気楽になれるんだな、というのが、また一つ気づいたことではあります。
そうそう、悟りや目覚めということに関してちょっと真剣になりすぎていた、という感じでしょうか。
さてさて、前回書いた夢につながるまでには、もう少し面白い?事件がありました。長くなってきたので、それはまた次回に。
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