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心の癒しと意識の目覚めのために

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アジャシャンティ「あなたの世界の終わり~「目覚め」とその“あと”のプロセス」

2012年9月よりアジャシャンティ「あなたの世界の終わり」勉強会(読書会)を開催します。

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以前、本家サイトの「今日の一言」でご紹介したことのある、アジャシャンティ(Adyashanti)の"The End of Your World: Uncensored Straight Talk on the Nature of Enlightenment"の翻訳あなたの世界の終わり~「目覚め」とその“あと”のプロセスがついに刊行されました。

今日書店で見かけて、今は読む時間がないかな、と思いつつも、すぐに買ってしまいました。

アマゾンの注文履歴を見てみると、この本の原著を注文したのは2009年9月となっているので、夢中になって読んでからもう2年以上も経つのか、と不思議な気持ちになります。

私の目覚めのプロセスを大きく後押ししてくれた本の一冊です。

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この本には目覚めの体験が起こった"後"に必要となる情報が豊富に含まれています。

なんらかの目覚めの体験をし、以前とはまったく違う世界を見て、とても楽になったと感じたのに、その後にまた同じような苦しさがやってきて、どうしていいのかわからなくなった、ということをおっしゃる方はセラピーを受けて下さる方の中にも多いです。

また、これは私自身もそうだったのですが、目覚めの体験をしたことで「自分はもう悟ったのだ。だからもう何も問題はない」と思い込むことで、まだ残っている心理的な問題から目を背けてしまう、ということが起こりがちです。

通常、何らかの目覚めの体験が起こっても、その状態に安定していられるようになるまでには、数年間にわたる意識的な作業が必要になってきます。

自分の中の人間的な部分を大切にしながら、同時に、自分の中の神の部分を認めていく作業、日常生活を大切にしながら、日常の中にある非日常に気づいていく作業、といってもいいかもしれません。

この本は、目覚めの体験をしたけれど、そのあとどうしていいのかわからないと感じている方にはとても大きな道しるべになると思います。

一方で、まだ自分には目覚めの体験といえるような体験はない、と思っている人にも、この本の情報はあなたの内面のすでに目覚めている部分を刺激する役割を果たすかもしれません。

少なくとも、私のブログに興味を感じて下さって、今こうしてこの文章を読んでいるあなたには、いつか必ずこの本が役に立つときがくると思います。



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この本と直接関係ないかもしれませんが、最近よく思うこと。

どうして今こんなことをしたくなるのかな、と思うことがときどきあります。

これは目覚めのプロセスと何の関係もないのではないか、などと思うようなことが。

でも、そんなときこそ、そのエゴの声を信じることをやめて、今やっていることをただやっていく、ということが大切です。

できれば、それをやっているときの身体の感覚をよく感じながら。

そうしていくことで、まだ残っている課題が消化されていくのです。

エゴに言い聞かせることが必要ならば「今やっていることはすべて目覚めのプロセスの中で意味がある必要なことなんだ」と言ってあげてもいいと思います。

しかし、もっとも深い部分では、「意味がある」も「意味がない」もなく、ただ「ありのまま」である、ということを意識してみることも大切です。

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最後まで読んで下さってありがとうございます。覚醒、悟り、真の癒しのプロセスについてのご相談はスカイプ・電話相談をご利用下さい。新大阪と境港ではブレスワークヒプノセラピーなどの対面セッションも行っています。詳しくは「スペースまほろば」もご覧下さい。お問い合わせはshinsaku@mahoroba.ne.jp中野までお願い致します。
twitter@shinsaku0323

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[ 2012/05/06 00:40 ] プロセス(日々の体験) | TB(-) | CM(-)

生命そのものを感じる

昨日のエックハルトトール勉強会は新大阪では初めてセッションルームを離れて、新大阪駅東口の貸会議室で行いました。(境港では以前より近所の公民館でも行っています。)これまでで一番多い6名の方にご参加いただき、さまざまな気づきをわかちあう貴重な体験が出来ました。みなさんありがとうございました。

tontonさんとあっきーさんがブログに感想を書いて下さっていますので、ご紹介します。tontonさん、あっきーさん、ありがとうございます。

エックハルトトール勉強会 第二回 by tontonさん
http://ameblo.jp/togo/entry-11243816196.html

中野真作さんのエックハルトトール勉強会 by あっきーさん
http://ameblo.jp/akihiko1223/entry-11243482925.html

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今回は「さとりをひらくと人生はシンプルで楽になる」の3章と4章を取り扱ったのですが、その中で少し気になったことを書いてみます。

第3章の第9節に次のような文章があります。

あなたが人生と呼んでいるものは、厳密にいうと、「人生の状況」なのです。...「人生の状況」のことは、ちょっと忘れて、「人生そのもの」に目を向けてみてはいかがですか?



10年前に初めてこの本を読んだときは、この部分には微妙な違和感を感じたことを覚えています。

なんとなくわかるような気はするけれど、「人生」ってもともと「人生の状況(人生の中で体験すること)」のことなんじゃないのかな?「人生そのもの」っていうのはいったいなんのことなんだろう、と。

しばらくして原文を見たときにその意味が少しわかるようになりました。そして、この数年間のプロセスを体験して、やっとその意味が完全にわかった感じがしています。

ここで「人生」という日本語に訳されている言葉は「life」です。「life」には「人生」という意味の他に、「生命(いのち)そのもの」という意味もあります。

つまり、ここでエックハルトトールが言いたいことは、生きている間に体験するさまざまな出来事だけに意識を向けるのではなくて、それらを在らしめている生命そのもの、存在そのものに意識を向けるようにしよう、ということなのです。

すると、これは多くの目覚めた人たちが語っているメッセージとまったく同じことだとわかります。

少し前にブログでご紹介した次の2つの文章もまったく同じことを言っています。

「あなたはただ開かれて在りなさい。あとはすべて愛がやってくれるでしょう。」ガンガジ

「すべては自発的にやってくる。ただ『私は在る』という感覚をつかむ必要があるだけだ。」ニサルガダッタ・マハラジ

また、最近私がとても気に入っている言葉「沈黙と親しくする」もまったく同じことです。

これを誰でもできるエクササイズとして紹介しているのが6章に紹介されている「インナーボディとつながるエクササイズ」です。(私流にアレンジしたエクササイズをこのブログでもご紹介していますので、ぜひやってみて下さい。)

目に見える物理的世界のもっと奥にある生命そのもの、音の背景にある沈黙そのものを意識できるようになってくると、生きている感覚がどんどん変わってきます。

人生の状況は問題だらけでも、人生そのもの=今、この瞬間には何の問題もない。そのときどきに対応すべき状況はあるけれども、それを「問題」にする必要はない、という言葉の意味がわかってくるのです。

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[ 2012/05/07 20:49 ] プロセス(日々の体験) | TB(-) | CM(-)

世界の終わり

アジャシャンティの「あなたの世界の終わり」をぼちぼち読んでいます。原著で何回か読んだとはいえ、私の英語力はそれほどでもないので、翻訳で読み直してみると新たな気づきもあって、なかなか面白いです。

目覚めていくということは、本当に「自分という世界の終わり」なのですね。

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最近ますます心が静まってきている感覚があります。

自分の周囲で何かが起こって、以前だったらあれこれ考えて心配したり不安になったりしたような状況に出会っても、以前と同じような反応が起こらなくなっていることに気づいて、不思議な気分になることがあります。

以前だったら心配の思考が自然にわきだしてきて、それに対して身体が反応し、不安になっていたようなときでも、何も思考が起こらずに、ただそのときその場所でやるべきことをやっている自分がいたりします。

自分が自分の意思で何かをやっているというよりも、その場の状況が自分を動かしている、という感覚に近いです。

心配や不安が行動の原動力となっていたときよりも、物事は自然にうまく進んでいくような感じがします。

そこには「自分」というものはなく、その「自分」あるいは「私」というものも、一つの観念、一つの思考にすぎなかったのだ、という感覚があります。

「自分」という思考を中心に形づくられていた世界が崩れていくような感覚、と言ったらいいでしょうか。

いやいや、そもそもそんな世界はもとからなくて、ただ思考が作り出した幻想だけがあったわけですが。

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「すべては思考である」という考えは好きではない、という言葉を聞いたことがあります。

エゴにとっては、「すべては思考である」と認めることは、自分自身が死んでしまうこと、自分自身の存在がまぼろしであったと認めることと同じですから、とても抵抗があります。

エゴが抵抗しているな、と感じるときには、「すべては思考である」ということも単なる思考にしかすぎない、ということを意識してみるといいかもしれません。

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自分という観念を中心に形作られている世界はもともと幻想なのですから、やがてそこから離れて真のリアリティを思い出すときが必ずやってきます。

自分という世界が終わっていく自然なプロセスに無意識に抵抗していると、そのプロセスを目に見える世界に投影することで、何年何月に世界が終わる、というような、いわゆる終末論的なものに惹かれていくことがあります。

肉体の死を恐れることも、同じ投影のプロセスです。

自分の死が怖くなったり、世界が終わってしまうのではないか、というような漠然とした不安を感じたときは、自分という幻想が終わりつつあるのです。

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自分という世界が終わったとしても、心配することは何もありません。自分という感覚がより大きなものにシフトするだけです。

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[ 2012/05/14 00:45 ] プロセス(日々の体験) | TB(-) | CM(-)

「目覚めた私」から「目覚めそのもの」へ~ブレスワークを受けた方のご感想から

先日ブレスワークを受けて下さったMさんよりご感想をいただきました。ご本人の承諾を得ましたので、ご紹介致します。Mさん、ありがとうございました。

-----ご感想ここから-----

先日セッションを受けたMです。どうもありがとうございました。

分離感や孤独感がなく、安心感と至福感に包まれている幸せな人生を送る自分になりたくて、『目覚めたい』『本当の自分を知りたい』と望んで色々やってきましたが、ブレスワークでのその体験は、想像とは全く違ったものでした。目覚めると安心感や至福感など、欲しいものが得られるのだと思っていました。しかし全く逆で、何かを得たのではなく、多くの何かが消えた感じでした。

目覚めの体験をすると、自分が“目覚めた”人間になれるのだと思っていました。3か月ほど前に、分離感がなくなりいまここを強く感じ絶対的な安心感を一時的に体験した時は、私は深い体験をした、私が深い気付きを得たという、喜びと優越感みたいなものが湧きましたが、今回は、私が目覚めたという感覚はありませんでした。私が“目覚めた”人間になった訳ではありませんでした。以前のような優越感も浮足立ったような至福感もありませんでした。とても深くてとても静かでした。

セッション後中野さんが教えてくれたルートで出雲大社に行きました。車の中から見た景色も出雲大社も全てがとても美しかったです。この世界は幻想の様なものだけど、でも目に映るもの全てのものはとてもリアルで、生命力にあふれ力強く美しかったです。今までは美しい景色を見ると、『なんて美しい世界なんだろう』と思ったものですが、この時は『すべての存在はなんて美しいんだろう』と感じました。

以前浄化のセッション時に受けたアドバイスにより(スペースまほろば以外のセッションです※中野注)、観察者の立場から自分と現実を見るよう努めていて、観察者の視点に立つ時は自分と自分の後ろにいる自分を観察する分離した自分を感じていましたが、今は観察する自分と観察される自分が一体となって自分の中にある感覚があります。

ワーク後にも申しましたが、今まで自分だと思っていた自分が無くなってしまうのが怖い感覚があります。中野さんが教えてくれた通りその恐れをちゃんと受け入れて感じるようにしています。

中野さんとの出会いに心から感謝致します。またブレスワークを受けたいと思っていますので、その際はまたよろしくお願い致します。

-----ご感想ここまで-----

先日ご紹介したアジャシャンティの本を読んだすぐあとにMさんのご感想をいただいて、何か不思議なシンクロニシティのような感覚を感じました。


文中に出てくる「浄化のセッション」というのはスペースまほろば以外で以前に受けておられたセッションのことなのですが、私も同じように、目撃者の視点から思考や感情を見るように、ということをお話することがあります。

思考や感情を自分だと思い込み苦しんでいる状態から、思考や感情は本当の自分ではなくて、それをただ見ている自分が本当の自分なのだ、と気づくと、それだけで苦しみがとても小さくなることがあります。

ただ、それは最終地点ではありません。

最後の段階では、「目撃者」と「目撃されている思考や感情」といった二元性が崩れ去り、すべては自分であり、同時に自分はどこにもいない、という感覚がやってきます。

ただ感情や思考の流れだけがある、というような感覚です。

それは、心配や不安などの、否定的なものがまったくなくなるというわけではありません。

心配や不安があっても、それはただ流れていくだけで、心配や不安を感じる個別の私はいないのだ、というような感じでしょうか。

その流れそのものが「私」なのです。

「目撃者の視点」といわれるものは、実際に「目撃者」が実体として存在するわけではないのですが、真実に近づくための仮の足場のようなものだと考えればいいと思います。

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これに関連してもう一つ。

「目撃者の視点」を得るためには、自分(だと思っているもの)の中にある思考や感情にしっかり気づく必要があります。

多くの方は、自分の中にありながらほとんど意識していない思考や感情、特に感情のエネルギーをたくさん持っています。

その状態では、なかなか「目撃者の視点」に移行することができないようです。

この段階にいる方は、感情を離れて目撃する、ということに意識を向けるよりも、一度感情の中にどっぷり浸って、感情のエネルギーを全身で感じ取る必要があります。(この段階の方にもブレスワークなどのセラピーはとても有効です)

すると、次のステップである「目撃者の視点」を意識しやすくなり、その視点を意識的に保っていると、目撃者と目撃されるものとの分離がなくなっていく体験が起こりやすくなるわけです。

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[ 2012/05/28 00:42 ] セラピーのご感想 | TB(-) | CM(-)
プロフィール

中野真作

Author:中野真作
スピリチュアルセラピスト。1997年からヒーリング&カウンセリングルーム「スペースまほろば」主宰。悟り・非二元の視点から人生のあらゆる苦しみを手放すお手伝いをしています。
スカイプセッションと境港での対面セッションは随時、東京・大阪での出張個人セッションやお話会も定期的に行っています。セッションの詳細につきましては、スペースまほろばをご覧下さい。

「悟り(非二元)と癒しのお話」youtubeで配信中

中野真作の悟り(非二元)と癒しのお話シリーズ第一回「悟りの本質〜すべては自然に起こっている」。その他の動画はyoutubeのスペースまほろばチャンネルをご覧下さい。
東京・大阪・福岡出張個人セッション
■東京出張個人セッション
2023年5月23日(火)〜25日(木)
■福岡出張個人セッション
2023年6月5日(月),6日(火)
■大阪出張個人セッション
2023年6月26日(月)〜29日(木)
オンラインでのセッションは随時ご予約をお受けしています。予約状況はこちらから。
中野真作の癒しと目覚めのお話会スケジュール
ゆったりした雰囲気の中で、あなたの本性である悟り、沈黙の香りを味わっていく集まりです。悟りたい方、非二元に興味のある方、生きるのが辛い方、友達がほしい方、ただのんびりしたい方、お気軽にご参加下さい。>>>お話会の総合案内とスケジュールの一覧はこちら
内なる真実に触れるワークショップin東京
2023年5月21日(日)
福岡1dayリトリート
2023年6月4日(日)
オンラインお話会
2023年
5月7日(日)20:00~21:30
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