日曜日(12月2日)の
アジャシャンティ勉強会に参加して下さった皆さん、参加はできなかったけれど、いつも興味を持ってブログを読んで下さっている皆さん、ありがとうございました。
今回の勉強会の途中、勉強会やお話会などのグループセッションのときの私はこれまでいつも気負い過ぎていたな、ということにふと気づきました。グループを行うことが自分にとってより自然なことになってきたような感じがした瞬間でした。
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いつもお世話になっているresonanz360のヒロさんが
「不可思議さの香り」という記事の中で12月23日の
お話会東京1dayミーティングのことを紹介して下さっています。この「不可思議さ」という言葉を読んでいろいろと感じるところがあったので、今日はそのことについて書いてみます。
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不可思議さの香りまた、このヒロさんの記事を読んで下さったのだと思うのですが、『アセンション館通信』のpariさんも私のサイトやブログを取り上げて下さっていますので、合わせてご紹介します。
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『アセンション館通信』第452号:中野真作さんのサイトヒロさん、pariさん、ありがとうございました。
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私が25年前の最初の覚醒体験のときに感じた感覚の一つは、この世界のすべてのものが不思議で不思議でたまらない、という感覚でした。
ここに私がいること、そこにあなたがいること、机があること、イスがあること、花が咲き、水が流れ、風が吹き、色があり、光があり、、、すべてのものがただそこにそうして「在る」ということが、もうとんでもない驚異、信じられない神秘として感じられたのです。
もちろん、これまで何度も書いているように、その感覚を感じられたからといって、すべての問題が解決してすっかり楽になったというわけではありません。どこか深い部分で「これで自分は助かった」という感覚を感じながらも、そこから新たに始まった苦しみもあったのです。それ以前には心の奥に封じ込めていた心理的な問題が、大いなる光を当てられることでやっと解決に向かって動き出したというような感覚でしょうか。
それまで凍り付いてフリーズしていた、一人の人間として成長していくために必要なプロセスが、やっと溶け出して進行し始めたかのようでした。神の領域をかいま見ることができたおかげで、やっと人間の領域の問題に取り組むスペースができた、とも言えるでしょう。
そのプロセスの中で、いろんな新しい人たちと出会ったり、会社勤めをしたり、会社を辞めたり、またまったく違ったエネルギーの人たちと出会ったり、というさまざまことがありました。そうやって人間的な作業にエネルギーを向けているときには、世界の不思議さのことは表面的には忘れてしまっているときもあったように思います。
でも、今ふりかえると、そういった日常の生活の波にもまれているときにも、ふとした瞬間に世界の神秘が意識の表面に上ってくる瞬間があったのを思い出します。
今でもとても印象深く思い出すのは、5年間のサラリーマン時代の後半、東京で一人暮らしをしていた頃のことです。
会社が終わって銀座の繁華街をぼんやりと歩いていたとき、ビルとビルの間の低い空に、今まさに上ってきたばかりの大きな満月がぽっかりと浮かんでいました。大勢の人ごみのなかで、自分だけが宇宙の大きなエネルギーと繋がっているかのような感覚を感じ、先の見えない不安や一人暮らしの寂しさも忘れ、ただぼうぜんと月を眺めていました。
少し前のブログの記事(
「宇宙から地球を見る」)にも書きましたが、数年前から宇宙のことに興味を引かれることが増えています。この地球を包み込んでいる無限に広い宇宙空間の存在に意識を向けるだけで、今この瞬間にある神秘を感じることができるかもしれません。
そして、もちろん、本当はそんなことをしなくても、世界の神秘はあなたのまわりにいつも存在しています。いやいや、あなたが神秘そのものなのです。
日常の何気ない瞬間にフッと感じる不思議な感覚。「あれ?」と思うような微妙な感覚を、単なる気のせいだと無視しないようにして、よく味わってみるようにして下さい。その体験そのものが悟りではないけれど、今あなたが「これが世界だ」と思い込んでしまっている思い込みを緩めていくきっかけになると思います。
そうなってくると、今度は神秘の世界にばかり重きをおいてしまい、この身体と心を通して行っている日常生活がおろそかになってくる可能性もあります。私もそういった時期があったような気がしますし、目覚めのプロセスの中ではほとんどの人が通過する段階なのかもしれません。
しかし、やがてその段階すら通過して、すべてのことは日常の当たり前のことであると"同時に"神秘であること。その神秘そのものが日常の当たり前のこととして表現されていること、がわかってきます。(色即是空空即是色)
神秘と日常の間に区別はなく、ただ一つのエネルギーだけがあることが理解されます。
ただ「それ」だけがあるのです。
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