7月7日(日)の
癒しと目覚めのお話会 大阪1dayリトリートの詳細をアップしました。8月4日(日)には名古屋でも同内容で開催予定です。
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6月16日(日)は東京/府中で
癒しと目覚めのお話会 東京1dayミーティングを開催します。まだ多少空席がありますので、参加ご希望の方はお気軽にご連絡下さい。その前後に行う
東京個人セッションは残席わずかとなっています。
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目覚めのプロセスが深まってくると、それまで自分だと思い込んでいた、自分に関するあらゆることが単なるストーリーにすぎないということが見えてきて、
生きることにある種の軽やかさや流れの感覚が感じられるようになってきます。そのためには、自分の内側に流れていく思考が単なる思考、単なるエネルギーの流れにしかすぎない、と気づいていくプロセスが大切です。
とは言っても、通常そのプロセスは、じっと座って内面を見つめ続ける瞑想を行っているだけではなかなか深まっていきません。
「自分」という感覚は、本来は無限の広がりそのものの感覚です。
その中ですべての思考や感情や感覚が生まれては消えていく広大な空間の感覚。
でも、人間として生きていく中で、ある種の感覚は自分にはふさわしくないものだという考えを信じて、その感覚を感じないようにしてしまいます。すると、その感覚の周囲に緊張、あるいは収縮が生まれ、その緊張感を周囲の世界から分離された「小さな自分」だと感じてしまうのです。
本来は自分の一部なのに、自分ではないものだとされ、自分から切り離されてしまったエネルギーは自分の外側から自分に向かってくるように見えてきます。
このような心理的な働きを心理学では「投影」という言葉で表現します。
投影されて、自分ではないものとされてしまった自分の一部を取り戻していく作業、投影を引き戻していく作業が目覚めのプロセスの大切な一部となります。投影を引き戻していくにつれ、自分本来の全体性を徐々に思い出していくのです。
瞑想とはもともと自分の中にあるものをありのままに見ていく作業ですから、そのプロセスが順調に進めば、投影を引き戻していく作業は自然と深まっていくはずです。
しかし、多くの場合、投影された自分の一部は無意識の奥深くに閉じ込められているエネルギーですから、ただじっと座って瞑想しているだけでは、それが自分の一部だということにはなかなか気づけません。
無意識のエネルギーに触れて投影を引き戻していくためには、ブレスワークなどの感情に触れていく技法や、夢を利用したワーク、身体の緊張を味わっていく方法などさまざまなものがありますが、今日は日常生活の中でだれでもできるシンプルな方法をご紹介します。
それは、
世界の中であなたが気になっているものがあなたが投影しているものだ、ということです。
あなたが誰かのことを嫌いだと感じているとしたら、その人の嫌いだと感じる部分はあなたの中にあります。
あなたが誰かにものすごく憧れているとしたら、その人の憧れの部分はあなたの中にあります。
あるもの、あるいは、ある出来事がとても気になってしまうとしたら、そのことを考えているときに自分の中に感じるエネルギーを投影しています。
世界の中でなぜだか強く惹かれてしまうもの、強く反発してしまうものは、自分の一部なのに自分から切り離されてしまっている何かをあなたに見せてくれているのです。
もしそれが人なら、その人と同じように振舞っている自分をイメージしてみて、そのときに自分の内側で感じる感覚をよく味わってみて下さい。
必ずしもそれを実際にやってみる必要があるわけではないのです。自分の中のそういうことをやってみたいと思っているエネルギーが存在している、と気づくだけでいいのです。でもそれが法律に反するようなことでなければ、一度思いきってやってみるのもいいでしょう。
ものや出来事であれば、それについて考えているときに自分の内側で感じる感覚をよく味わってみましょう。
そうして、それまで自分のものではないと考えることで自分自身から切り離していたエネルギーを自分の一部だと認めることができると、その部分にあった自己収縮が溶けていきます。
小さな自分という感覚が緩んでくるのです。
「もっと瞑想したり、スピリチュアルなことに時間を使いたいのだけれど、他にやりたいことがあってなかなかそちらにエネルギーが向かない」というようなことをおっしゃる方がいます。
でも、瞑想したりセラピーを受けたりすることだけがスピリチュアルではないのです。
あなたが今惹かれていること、一生懸命になっていること、やってみたいと思っていることなどを意識的にやることがとても大切なスピリチュアルな実践です。
子育てであったり、恋愛であったり、ボランティアであったり、スポーツ(芸能人、車、ゲーム、旅行、、、)に夢中になることであったり、何もしないでいることであったり、どんなことであっても、それをやっているときに自分の内側で起こっている感覚をよく味わいながらやってみて下さい。
そして、できれば、世界の空性、存在そのものの感覚、インナーボディの感覚を意識しながらそれらのことをやってみて下さい。そうすると、目覚めのプロセスは急速に深まっていきます。
先日のお話会の中でも、自分の内側にある微妙な衝動を意識して身体の動きで表現してみる、というエクササイズを皆さんでやってみました。その衝動の中に、自分でも知らないうちに心の奥に閉じ込めてしまった自分の一部が存在しているからです。
すると、非常に興味深くエキサイティングがプロセスが自然に展開していき、皆で一緒に夢を見ている(無意識からのメッセージを受け取っている)かのような出来事が起こって、皆さんが深くリラックスして存在そのものと繋る感覚を感じておられたようでした。
ただ瞑想して心を見つめる、あるいは心を静めることだけが大切なのではなく、エネルギーを表現することでそれらを自分の一部として取り戻していくことも大切なスピリチュアルな実践なのです。
非二元性、ワンネスを意識しながら、分離した個のストーリーを十分楽しんで下さい。難しいことを考え過ぎずに、やりたいことをもっと自由にやってもいいのです。(^_^)
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「投影」についてはまだまだ書きたいことがたくさんありますので、またぼちぼち書いていこうと思います。6月の
癒しと目覚めのお話会 東京1dayミーティングでも実際のエクササイズと合わせてお話していく予定です。
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■お話会&読書会の今後の予定
・6月7日(金)
ニューアース読書会(新大阪)
エックハルトトールのニューアースをテキストにした読書会の2回目です。今回は第2章「エゴという間違った自己のシステム」を中心に、癒しと目覚め・悟りの基本的なトピックについてお話していきます。
・6月16日(日)
癒しと目覚めのお話会 東京1dayミーティング昨年12月に続いて府中駅前の府中グリーンプラザでのお話会です。目覚め・悟りと呼ばれる現象の本質と、どうしたらそれを体験できるのか、ということを、心理的な癒し・苦しみからの解放という視点からお話していきます。誘導瞑想や非二元的な意識を直接体験するための簡単なエクササイズなども行っていきます。
また、同時に行われる
東京での個人セッションの空きは今のところ6月19日(水)16時30分〜の枠のみとなっていますが、ご希望があれば6月14日(金)の夜(19時〜)に枠を設定したいと思います。ご希望の方はお気軽にご相談下さい。
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覚醒、悟り、真の癒しのプロセスについてのご相談は
「スペースまほろば」をご覧下さい。
スカイプ・電話によるセッションも可能です。お問い合わせは
shinsaku@mahoroba.ne.jp中野までお願い致します。
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