9月6日(日)の
東京お話会はまだ余裕あります。当日飛び入り参加も可能です。4〜8日の
東京個人セッションはキャンセル待ち受付中です。
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1週間くらい前からビリーズブートキャンプにハマっています。(^_^)
昔流行していた頃は自分とは関係ないものだと思っていましたが、やってみると、着実に身体が変わっていくのがわかって、ちょっと楽しくなってきました。
とはいっても、ビリーと同じペースでやったら5分と持たないので、ペースを落として休み休みやりながら、それでも、約60分のビデオを20分ずつ3回くらいに分けてやっています。
最近の身体の事については、また別の記事で書いてみたいと思います。今日はこのところ気になっている「私はいない」というメッセージについて。
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最近、非二元の原理的なメッセージというのか「私はいない」「誰も何もしていない」ということを特に強調するトニーパーソンズや大和田菜穂さんなどのメッセージがずいぶん流行しているようですね。
正直、トニーパーソンズは翻訳が出るのをずいぶん楽しみにしていましたし、大和田菜穂さんもいろんな方からお話を伺うので本を読んでみようかなと思っていたこともありました。
「私はいない」というメッセージは真実を表しているし、とても大切なものです。私も、ラメッシバルセカールを初めて読んで衝撃を受けた数年前だったらこのお二人の本を夢中になって読んでいたと思うのです。
興味を引かれる方にはとても役立つと思いますし、ぜひ読んでみて欲しいのですが、私は、今はあらためてこれらの非二元本を読んでみたいという気持ちが薄れてしまっています。身体のほうに意識が向いていて、本そのものに興味がなくなっている、ということもあるのですが。
「私はいない」というのは「色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜしき)」という言葉の前半部分、「色即是空」の部分を強調した表現です。
「色即是空」。目に見えるものは本当はすべて空っぽである。
でも、その後半がまだ残っています。
「空即是色」。その空っぽさが信じられないくらいの多様性を持ったこの世界、私やあなたがいるこの世界として現れている。
「私はいない」というのは、もともとはある種の秘教的なメッセージ、つまり、準備ができた人だけに人づてにひっそりと伝えられる特別なメッセージだったのではないかと思います。
ところが、今のインターネット社会では誰でもが簡単にアクセスできるようになりました。これにはよい面もあるし、多少問題になる面もあります。
よい面としては、この言葉を聞いて安心できる人がいる、ということです。
苦しみながら頑張って人生を生きてきた人が「そんなに頑張る必要はなかったんだ」と気づいて楽になることがあります。
一方で、問題点としては、この言葉を聞くことで「何をやっても無駄なんだ、そもそも出来ることは何もないし、なるようにしかならないんだから」という感じで、ニヒリズムに陥ってしまうことがあるようです。
もう一つは、「私はいない」という言葉にしがみつくことで、人間としての痛みに向き合うことを無意識に避けてしまうこともあります。そうすることで、真の癒し、真の覚醒への道を自ら閉ざしてしまう可能性もあるのです。
とはいっても、現代社会の中で情報の拡散を制限するわけにもいきません。今、こうした、ある種究極のメッセージが広く知れ渡り、それを聞いて様々な人がいろんな体験をしている、というのは、真の覚醒の時代が近づいているということの現れなのかもしれません。
そんな世界の中で各自が出来る事は、「私はいない」ということを知識として知った上で、その時々に自分の内面に起こることを出来るだけありのまま味わいながら、個としての、人間としての「私」を十分に生きることなのかな、と思います。言葉としては矛盾するような感じもありますが、個としての私を十分に生きることを通して、個別の私がいるという感覚が自然に手放されてくるときがくるのです。
やがて「私はいない」も単なるストーリーだとわかってきます。ただ、あるものだけがある、ということがわかってきます。言葉上の矛盾が矛盾でなくなる感覚があるのです。
「私はいない」が実感として理解された後も、人間としての生はまだ続きます。
「私はいない」がわかったあと、「私はいない」というメッセージを直接伝える始める人もいるでしょう。人生がまったく変わってしまう人もいるかもしれません。
でも多くの人はそれがわかる前にやっていたことと同じことをやっていくのだと思います。私はセラピーをやっていくだろうし、会社勤めをする人もいれば、家庭の主婦として生きていく人もいる。
ただ、その存在の質はまったく変わっているでしょう。そこには「苦しみ」がないのです。
そして、ある意味では、その理解の進化(深化)のプロセスは終わりなく続きます。今自分がいる場所で、空(くう)を色(しき)の世界に表現するという修行が続くのです。
すべては空だとわかりながら、その空のあらわれとしての人生を生きていく。
空を体感して色の世界に戻ってくる。
色即是空 空即是色。
ただ、ありのままに。
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【スペースまほろば】からのお知らせ■
中野真作の癒しと目覚めのお話会in東京【東京お話会】 9月6日(日)10時20分〜16時50分
東京では昨年6月以来となる1日通しのお話会です。今回は非二元の基本的なことに加えて、目覚めのプロセスで起こる様々な出来事について私の体験をふまえてお話したいと思います。
■東京、大阪出張個人セッション
東京 9月4、5、7、8日 全枠ご予約をいただきました。キャンセル待ちを受け付けています。
大阪 9月28、29日 ご予約受付中
(※スカイプセッション、境港での対面セッションは随時ご予約をお受けしています)
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「中野真作の癒しと目覚めのお話会」東京・大阪・境港・スカイプで開催中悟り・非二元の視点から苦しみから解放され楽に生きていく方法について、セラピストとして20年近く活動してきた私ならではの視点でお伝えしています。
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東京お話会 9月6日(日)
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新大阪お話会 9月27日(日)
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スカイプお話会 毎週水曜日開催
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境港お話会 9/1(火)19時、9/19(土)13時
お話会に参加して下さった方のご感想■
非二元と癒しのリトリート 日時:12月5日(土)13時30分集合〜6日(日)16時解散
会場:大阪国際ユースホステル・大阪府羽衣青少年センター
参加費用:33,000円(早割(10月末までのお振込)〜30,000円)
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