(2018/06/16追記) 6月22日(金)〜24日(日)の
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私と話をしていると「ありのままでいいんだ、と感じて安心する」とおっしゃって下さる方がよくおられます。そういう言葉を聞くと、嬉しいと同時に、ちょっと気恥ずかしくもなります。なぜなら、私自身、まだまだ自分のありのままの姿を受け入れられていない部分もあるからです。
本にも書いたように「ありのまま」という言葉には二つの意味があります。
一つは大いなる視点、彼岸の視点から見た「ありのまま」。
すべてはもともとありのままであって、ありのままでないものは何もない。ありのままでいいとかよくないとか考えること自体もありのままの表現であって、そのままでいい。そもそも、よいとかよくないと言った視点を手放してしまうこと、ストーリーから離れること。つまり、分離の夢から覚めた視点から見た「ありのまま」です。
もう一つの「ありのまま」。これはすなわち、分離の視点の中から見た「ありのまま」と言ってもいいでしょう。
自分の中にあるのに、まだ存在を許されていないものをありのまま認めていく、ありのまま存在を許していく。そういう意味での「ありのまま」。もちろん、認められていないものがあることも夢から覚めた視点から見ればありままなので問題ないのだけれど、その感覚が実感できないとしたら、認められてこなかったものを認めていく必要があります。
私たちは心の奥では、最初の意味での「ありのまま」を知りたいと思っています。つまり、分離の夢から抜け出したい、本当のことを知りたい、悟りたいと思っています。私たちが何かを求めて行動するのは、もっとも深い部分ではこのことを求めているのです。
でも、どうしたらそれが得られるのかわからなかったり、そもそも本当にそんなものがあるのかどうか信じられなかったりします。
そのときに大切なことは、まず人間としての自分のありのままをありのまま認めていくことです。怒りや悲しみや嫉妬や絶望を抱えている自分をそのまま許していくことです。それは考えることではなく感じること。
考えることは分離を生み出し、自分でも知らないうちに自分の一部を否定することになります。
感じることは分離を癒し、否定していた自分の一部を自分に取り戻していくことです。
つまり、2番目の意味での「ありのまま」の自分を認めていく作業を行なっていくことで、1番目の意味での「ありのまま」がわかるのです。
とはいえ、それがなかなか難しい場合もあります。そんなとき、自分の内側にもともとある大いなるスペース、存在のもう一つの次元に気づくことができると、そのスペースの中で自分が癒されていきます。その受容的な空間の中に、それまでどうしても受け入れることができなかった自分の一部が自然と浮上してきて、その存在が包み込まれていくのです。
私自身、その空間への気づきを深めていくことで、以前はなかなかありのまま認めることのできなかった自分の人間的な痛みがどんどん癒されていく感じがしています。
私と話をする方が、ありのままでいいのだと感じて安心してくださるのは、私が自分の内側の空間に意識的でいると、私の空間とその方の空間(本当は同じ一つの空間なのですが)が共鳴しあって、その方のありのままを受け止めやすくなるのだと思います。
こうして他者の力を借りることが必要な時期もあると思いますが、ありのままの自分が許される感覚を一度でも実感したら、今度は自分の内側にもともとある受容的な空間、存在のもう一つの次元に自分で繋がっていくことが大切です。
そもそも、あなたを助けてくれる(ように見える)他者は、本当はあなた自身なのです。あなたの内側のあなたを助けてくれる力、内なるスピリットを外の世界に投影しているだけなのです。そのことに気づいたとき、あなたは誰の助けも必要としなくなります。本当の意味で他者を助けることができるようになるのです。
誰かの力を借りるのは、自分の中にある力を発見するためのきっかけなのだ、ということを忘れないようにして下さい。
言葉を離れて、ただ感じる感覚、内側の沈黙とともにいる感覚、何気ない日常生活の中でふっとやってくる存在の不思議さの感覚を大切にして味わってみましょう。
あなたは、あなたが考えているようなちっぽけな存在ではないのです。
あなたの中にすべてがあります。
安心していいのです。
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