3月23日(土)の
新大阪1dayリトリートでは日常生活の中で目覚めていくための具体的な方法をお話ししようと思って、自分用のレジメを作っています。その中から少し書いてみます。
もともと私=世界、すべてが私なのに、私たちは自分の内面に分離を作り、その分離を世界に映し出して苦しみを生み出しています。分離はもともと夢なのだと思い出すには、自分の内側の分離を癒していくことが必要です。自分の一部なのに自分ではないものとして切り捨てられてきたものをもう一度取り戻していくのです。
どうすればいいのですか、とよく聞かれます。大切なことは周囲の世界をよく見てみることです。あなたの世界の中であなたの注意を引く人やもの、よくも悪くも感情を揺り動かされる人やものは、あなたが何を自分から切り離してしまっているかを教えてくれる大切な存在なのです。
揺り動かされる感情、それがどんな感情であっても、その感情をありのまま感じることを許してみて下さい。感じることを許すというのは、感情を無意識に表現するのではなく、自分の内側で身体的なエネルギーとしてありのまま感じ取るということです。外に向かって表現するだけでは深い変容は起こりません。
そういう意味で、いやな人、嫌いな人は、自分の内側のまだ光を当てる必要がある部分を見せてくれるとても大切な人だと言えます。
とはいえ、その気づいていない部分、無意識の領域は、自分でもそんなものがあるなんてまったく気づいていないので「無」意識と呼ばれているわけです。意識がまったく届いていないのです。なので、自分の中に、その嫌いな人が持っているような部分があるなんて思いもしないし、そういうことなのか、と頭で理解しても、それをなかなか認められないことがあります。
そんなときに大切なのは、自分の内側の空間、沈黙を意識していくことです。
自分=この心と身体、この感情、この思考だと思い込んだままでは、すべてをありのまま認めるということはなかなか難しいです。本当の自分はそれらすべて(思考や感情や身体)を包み込んでいる空間そのものなのだとわかり始めると、すべてをありのまま認めるという感覚がわかりやすくなります。
空間はその中にあるものを選り好みせず、そもそもの最初からありのまま認め、愛しているからです。
自分がもともとすべてを包み込んでいる空間そのもの、スペースそのものだとわかってくると、どんな自分もありのまま愛せるように、自然となってきます。ありのままの自分でいいのだ、という言葉の意味が本当にわかってきます。
自分の一部を自分でないものとして切り離してしまうのは、自己否定です。自分で自分を苦しめています。ほとんどの人は無意識のうちに(自分で知らないうちに)自己否定しています。そして、なぜか生きることが苦しい、と感じています。
その状態から抜け出すことができるのです。自分の本当の姿を認め、自分のありのままを愛するという感覚が確かにあるのです。
先日東京から戻ってから、2日連続でこれまで見たことのなかったような夢を見ました。細かいところは忘れてしまったのですが、誰かが私を助けてくれる夢でした。一つの夢では看護婦さんが私を懸命に看護してくれていました。やっと本当の意味で自分を助けることができるようになったのかな、と思って安心できる夢でした。
誰もが自分を助けることができます。自分の力になることができます。何しろあなた自身が生きる力、存在の力、愛そのものなのですから。
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3月23日(土)は
新大阪1dayリトリートです。今回は「悟りと癒しの交わるところ」をテーマに意識の目覚めと心の癒しの関係について、私自身の個人的な体験もお話ししながら解説していきます。
心の癒しと悟り、覚醒、非二元は別のものではありません。目覚めのプロセスが深まっていくと、まるで違う世界に踏み出していくような気分になる時期があって、一時的に別のものだと感じてしまうのは仕方ないことですが、やがて、本当に癒されるということは悟りをひらくことと同じであることがわかってきます。
悟りとはどこか別の世界に行ってしまうことではなく、この世界にしっかりと根を下ろして今を完全に生きることです。このたった一度の人生を十分に生き切ることです。そのためには、人間としての自分を癒していくことが大切ですが、悟りとはその癒しが起こる内なる沈黙のスペースを広げていくことなのです。
そのスペースを広げていく方法、日常生活を通して目覚めていくための具体的な方法を、お話しと様々なエクササイズを通してお伝えします。
今回はいつも行なっている基本的なエクササイズ(インナーボディの瞑想やジベリッシュなど)の他に、普段はあまり行わない心理的なワークや夢のワークなども行う予定です。
毎日の生活と探求を繋げる方法を知りたい方、すでに始まってしまった目覚めのプロセスを日常生活の中で深めていきたい方、目覚めの感覚がわかってきたのに安定しない方、普段の生活に非二元の知恵を活かしていきたい方、カウンセラーやセラピストなど人を援助する仕事についている方など、癒しと悟り、非二元の関係に興味をお持ちの方には特におすすめします。
先日の東京セミナーに参加して下さったカズミンさんがブログにご感想を書いて下さいましたので、ご紹介します。カズミンさん、ありがとうございます。
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中野真作さんのリトリートで変化する味わい方
https://ameblo.jp/kazumindesu/entry-12445429640.html私のお話会やセミナーではいつも最初にお話するのですが、言葉を聞くだけではなくて、聞いたときに自分の内側で起こる感覚を味わってみてほしいなと思います。
私が沈黙を意識しながら話すとき、あなたの内側の沈黙(あなたはその沈黙に気づいていないかもしれないけれど)と自然と共鳴しあって、誰もが沈黙そのものであることを思い出しやすくなるようです。
言葉の背後にいつもある沈黙の空間をともに味わっていけるスペースになることと思います。
ご縁のある皆様にお目にかかれることを楽しみにしています。
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【スペースまほろば】からのお知らせ■癒しと目覚めのお話会などのグループセッション
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新大阪1dayリトリート 3月23日(土)10:15〜17:15
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皆生温泉リトリート 6月21日(金)〜23(日)
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境港お話会 次回開催は準備中です
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