なんというか、微妙な自己不全感、とでもいうような感覚がいつもあったなぁ、ということをあらためて意識していました。
目覚めていくプロセスというのは、(プロセスというものが存在すれば、ですが)悪がなくなって善だけになっていくとか、人格が向上して完璧な人間になるとか、そういったこととはまったく関係がありません。
それはただ、この世界というものが、これまでも、これからも完全以外ではありえない、ということに単に気づくことです。
それに気づくということは、それに気づいたり気づかなかったりする「私」というものがしっかりとした実体として存在するわけではなく、さまざまな思考や感覚の寄せ集めにすぎなかった、ということに気づくことです。
それはまた、この自分(と思っている心と身体)の中で生じるさまざまな思考や感情が、よいものでも悪いものでもなく、ただの思考や感情、単なるエネルギーの動きである、ということに気づくことです。
最近あらためて感じていた、この「自己不全感」、つまり、自分にはどこか問題があって、それをなんとかしなければいけないのではないだろうか、という感覚も、単なるエネルギーそのもの、もう少し説明的に言うと、すべてがそこから生み出されている大いなるエネルギーそのものの動きであって、それにこだわっていなければ、やってきてはやがて去っていくものなのです。
とはいっても、自己不全感を単なるエネルギーとして感じるのは、多くの人にとってはとても難しいことのようです。
というのも、ほとんどの人は、四六時中自分の内側にある何かを否定していて、言い換えれば、自己不全感と完全に一体化していて、そこに自己不全感があるということすら意識できていなかったりします。
自己不全感が「私」という感覚とイコールになっていると言ってもいいし、自己不全感をなんとかすることイコール人生になっている、と言ってもいいかもしれません。
まずは、自分の内側にある「これではいけない」というような言葉であらわされる微妙な感覚を意識することから始めてみるといいでしょう。
できれば、身体の感覚として感じるようにしてみます。
意識できるようになってくると、すなわち、エックハルトトールの言い方を使えば、意識の光を当てることができるようになってくると、そのエネルギーが流れ始めます。
その部分で収縮していた「私」という感覚が流動的になり、自己感覚そのものが変化してきます。
そうすると、もう「私」のすることはなくなってきます。
ただ、その変化を見ていればいいのです。
気づけば必要な変化は自然と起こってきます。
自分が大いなる自然の一部であることを思い出します。
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7月の
エックハルトトール勉強会は境港7月1日(日)、新大阪7月8日(日)です。今回はさとりと人間関係、特に恋愛関係などの親密な人間関係について扱っているところなので、興味深いお話が出来そうです。参加ご希望の方はお気軽にご連絡下さい。
9月からはアジャシャンティ勉強会を行います。日程などの詳細はまもなくお知らせできると思います。
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