明日12月3日(水)20時から
スカイプお話会です。明日は特にテーマを決めないフリートークの日。私が最近の気づきなどお話してから、あとは自由に語り合いましょう。
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昨日のお昼頃までは暖かな日差しが降り注いでいたのに、今日は突然真冬になった境港です。初雪が舞っています。ちょっと身体には辛いですね〜。皆さんも風邪ひかないように気をつけて下さいね。
新大阪を引き上げて以降、家の中の片付けにかなりのエネルギーを使っていたのですが、すぐに捨てられるものはだいたい捨ててしまって、ちょっと一段落した感じです。
境港で再開した対面セッションにも、鳥取島根両県のお近くの方や、飛行機で日帰りされた関西の方、はたまた四国からお越しの方など、いろんな方にぼちぼちお越しいただいています。
スカイプ・電話セッションも少しずつ増えていて、収入的には新大阪でやっていた頃よりはかなり少ないですが、経費も少なくなっている分、まあなんとかやっていけるかな、という感じがしています。
これまでやろうと思いながら出来なかったこともいろいろあるのですが、今は急に手を広げるよりも、料理、洗濯、掃除などの家事も手伝いつつ、のんびりする時間を味わっているような感じがしています。
何もしない時間にいろんなことが起こっているのだな、ということをあらためて実感します。
さてさて、数日前からこの数ヶ月に起こったいろんなことを少しずつブログに書いてみようかな、と思ってパソコンに向かっていました。
少し書いてみたのですが、何を書いてもなんだかしっくりこない。
書くことと言えば、感情が出てきた、だの、一番深い部分と繋がった感じがする、だの、これまで何度も書いたこととおんなじことばかりで、自分でもちょっと飽きてきました。(^_^)
そうこうしているうちに、急に本棚を整理したくなってきました。それと同時に、ホームページやブログなど何カ所かでお勧めの本を紹介しているのですが、その情報が古くなっていることが気になってきました。
そんなこんなで昨日と今日まるまる二日間かけて、アマゾンのインスタントストアの機能を使った
「まほろばの本棚〜スピリチュアルセラピスト中野真作のお勧めBooks」というページを作ってしまいました。こういう作業って基本的に好きなんですよね。
この中で
「精神世界」というカテゴリーの中には、私の探求の初期のころに役立った古い本をまとめてみました。一冊一冊手にとってみると、その本を読んでいた頃のいろんな思いがよみがえってくるようです。
その中で、私の探求の一番初期の頃に何度も読み返した2冊の本が気になったのでご紹介しようと思います。
クン氏のおだやかでラジカルな日常 松本東洋 1989年
私が最初の内的体験をしたすぐあとに出版された本です。最初に出会った悟り本といってもいいと思います。いや、もちろん悟り本という売り方はしていなくて、一見何の本なのかよくわからない不思議な本なのですが。
例えば、こんな文章があります。
人は[意味の世界]をつくった
色即是空・空即是色 というと、悟りだとか、覚醒だとか、精神的境地の問題として受け取られがちですが、これは[存在の原理]です。
原理 というより、事実 です。
しかし、この[事実]を、事実としてなかなか受け止め切れず、ひとは皆[意味の世界]に埋没しているので、座禅であるとか、瞑想が、必要になってくるんですね。
この部分は後半のほうのちょっと理屈っぽいところに出てくるのですが、全体的にクン氏の日常の日記のような形を取りながら「今ここ」や「色即是空空即是色」といった事柄をわかりやすく表現している面白い本で、今の時代にこそ読んでほしい気がします。文庫になっていたのは今回初めて知りました。
考えるウォークマン 三田誠広 1985年
上の本よりさらに古い本です。もうページが黄色くなってしまっています。
一応小説です。三田誠広さんがどういう人かも知らずに買いました。たぶん、各章のタイトルがビートルズの曲名になっていることにひかれたのかもしれません。
学生時代までは小説もよく読んでいたのですが、大学卒業の頃に全部捨ててしまって、今手元に残っている小説らしきものはこれだけのようです。とはいえ、筆者があとがきに書いているようにこれは普通の小説ではなく小説の形をとった哲学的断片のような本です。
この本が出版されたのは私が最初の覚醒体験をする前ですが、体験のあとに買ったのかどうかは今となってはよくわかりません。でも、この本の中のさまざまな言葉が、私が突然体験してしまった世界の真実への確信を深めてくれたのもまた確かです。
こんな言葉がでてきます。
「生きる手応えなんてないんだよ。だって先生は、生きていないんだもの」
「あらゆることが考えつくされているのだとしたら、あらゆることは考えつくされていると考えたその考えもまた、すでに誰かによって考えられていたことになる」
「うめきつつ探し求める者のみを愛す」
「うめきととともに考えられたものはすべて新しい」
「創造する必要はないのだ。表現する必要もない。ただ、楽しめばいいのだ」
「言葉は実体ではない。実体の影でもない。むしろ実体のほうが影なのだ」
「私たちの魂には、欠如がある。その欠如に気づいたものだけが、魂の彷徨いを始めなければならない。私はすでに、歩き始めた」
「言葉を棄てよ。そうすれば世界をお前の手に委ねてやろう」
いくつかの言葉には赤線を引いた上でページが折られていました。突然探求の道に引き込まれたばかりの私にとって、とても大きな力を与えてもらった本だったことを思い出しています。
言葉は言葉にしかすぎません。
でも、まさにその言葉が言葉を超えていく力を与えてくれることがある、というのはとても面白いパラドックスだなと思います。
では、今日はこのへんで。
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■スカイプお話会
毎週水曜日、第一、第三水曜日は夜8時から、第二、第四水曜日は午前10時から、スカイプの会議通話を利用したグループセッションを行っています。参加費は1回3,000円です。
次回は明日12月3日(水)午後8時から、その次は12月10日(水)午前10時からです。
詳細はこちらをご覧下さい。
癒しと目覚めのお話会on sykpe【スカイプお話会】前回のスカイプお話会では初めてビデオも使って複数の方と顔を見ながらお話する体験を初めてしました。声だけの場合と違ってより皆さんを身近に感じることができてとても面白い体験でした。
今後も可能な場合は、ご希望の方のみビデオを使ってみようと思います。参加者が多い場合は音声だけになります。ビデオを使いたくない方(顔を見せたくない方)は音声だけでご参加いただいても大丈夫です。
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■境港お話会
毎月第三土曜日13時〜16時は境港お話会です。次回は12月20日(土)に開催します。参加費は1回5,000円です。
詳細は下記をご覧下さい。
中野真作の癒しと目覚めのお話会in境港【境港お話会】遠方からお越しの方のために交通ガイドをつくりました。
境港お話会参加者のための交通情報 宿泊など、その他疑問の点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。大阪、東京でのお話会はしばらくの間お休み致します。
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最後まで読んで下さってありがとうございます。覚醒、悟り、真の癒しのプロセスについてのご相談は
スカイプ・電話カウンセリングをご利用下さい。境港では
ブレスワーク、
ヒプノセラピーなどの対面セッションも行っています。詳しくは
「スペースまほろば」もご覧下さい。お問い合わせは
shinsaku@mahoroba.ne.jpまたは070-6686-8697中野までお願い致します。
twitter@shinsaku0323
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