前回の投稿の続きです。
人生には確かに意味があって、それが見えてくると生きることがとても楽に、そして自由になってきます。
このような理解に私自身がどういったプロセスを通ってたどり着いたかは、みなさんが実際にそこへ向かうプロセスを体験していくときに役立つかもしれませんので、また少しずつお話していきたいのですが、この数年の間に私が得た理解をいくつかの形で表現してみます。
すべては空っぽで本当は何もない(色即是空)。でも、その「空(くう)」、からっぽさそのものが、今私たちの目の前にある驚異的で神秘的で素晴らしい世界(光があり、色があり、花が咲き、風が吹き、怒りも悲しみも喜びもあって、信じられないほど不思議なあなたと私がいる世界)となって現れている(空即是色)。
世界のすべてはその、空、意識、気づき、神、ワンネス、などなど、どんな言葉で呼んでもいいけれど、そのたった一つの存在(あるいは存在の基盤)のさまざまな表現であって、一見別々のものであるように見える私と山、私とパソコン、私とあなた、私と世界は一つの同じもの。
私という存在が一人でこの世界の中で生きている、という感覚が小さくなってきて、自分を超えた大きな存在(空、意識、気づき、神、ワンネス、、)が私と呼ばれてきたこの心と身体を通して表現されている、という感覚が深まってくる。一般的に言う「生かされている」という感覚。
孤独感や世界との分離感が癒されてくる。本当の意味での癒し、ヒーリング、心と身体の健康というのは、この「他と分離している自分」という感覚を癒すこと=全体性を思い出すこと。
人生とは、一度分離の苦しみを体験し、そこから全体性へと戻ってくるプロセスそのもののこと。本当の自分に目覚めていくことが人間が肉体を持って生まれてきた目的。世界にはその進化の衝動が埋め込まれている。その進化のプロセスを意識して体験していくことで、個人は世界の進化の流れに乗ることができ、より深く人生を味わい、楽しむことができる。
そして、全体性へとたどりつけば、そこから先の人生は神のゲーム(リーラ)となる。自分を通して宇宙のプロセスが展開していくのを見守っていく。
心と身体を含めた目に見えるものや感じられるものはすべてはかないものだけれど、それを通してこの人生を体験し、目覚めていくことができる大切な乗り物。この乗り物を大切にしながら、つまり、日常の生活を大切にしながら、その一瞬一瞬に全体性の感覚、ワンネスを感じて生きていくことが人生の意味、目的。
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